【口腔ケアをしよう】第37回日本顎咬合学会学術大会・総会 レポート

2019年6月22日(土)と23(日)の両日「第37回日本顎咬合学会学術大会・総会」が東京都千代田区にある東京国際フォーラムにて催されました。 フォーラムを聞いてきました。

【口腔ケアをしよう】第37回日本顎咬合学会学術大会・総会 レポート

自立支援歯科学
-要介護高齢者の自立と咬合の回復-

自立支援歯科学-要介護高齢者の自立と咬合の回復-

一般的にはあまり聞きなれない「自立支援歯科学」という言葉。かんたんに言うと「噛み合わせや舌の動きなど、お口全体の機能を改善させることで全身の機能の改善させる」という学問です。介護が必要な患者さんのリハビリを続け、最終的には自分でなんでもできるようになるまでを目指していくのだそうです。

講演では歯科医師・介護福祉士・言語聴覚士(ST)など、実際の現場に携わっている様々な職種の方が登壇し、歯科医療や介護で行われている取り組みについて話されていました。また、歯科治療やリハビリを受けている患者さんの様子を動画で見ることができ、最初はピーナッツを食べることも難しかった方が、笑顔で好きなものを食べられるようになるまでの過程がよく分かります。

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認知症/寝たきりを変える「食べる力」

認知症/寝たきりを変える「食べる力」

この講演では認知症や寝たきりになっても楽しく生きるために「美味しく食べること」がとても大切であるというテーマで、食べるために必要なしっかり噛めるお口の重要性を教えてくれます。

「認知症になったら“終わり”ではない、ここからが勝負です」というのは、実際に冒頭で語られた言葉です。それを示すように、症状といかに上手に付き合っていくか前向きな考え方なども話されていました。

講演には日本国内外の歯科医師から、糖尿病内科医・日本政府が取り組んでいるオーラルフレイル対策に携わっている医師、さらにはシェフにいたるまで、様々な職種の方が登壇し、とても多彩な話が繰り広げられました。その中でもしっかりと食べること・歯のケアに関する話を伝えてくれています。

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ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!
スポーツ歯学におけるサポート

ラグビーワールドカップ2019を応援しよう!スポーツ歯学におけるサポート

今年のラグビーワールドカップ、来年のオリンピックを控え、歯科業界でも、スポーツをしている人をサポートする「スポーツ歯学」が注目されだしています。
そんな「スポーツ歯学」に関する講演の中でも特に、歯をしっかりと噛めることが運動するうえで大事かを説明していました。年をとってからも元気に歩きたい方や運動したい方、運動したいけど「歳だし…」と思っている方は是非ご覧ください。

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by インプラントネット