みゆきさんの相談

カテゴリ:その他

インプラント後、炎症が引かない

去年の9月に左上6番のインプラント手術を行いました。ソケットリフトで骨造成も行いました。
その後、10月に左下もインプラントを入れたのですが、その時のレントゲンに左上6番のインプラントをしたところに炎症のようなものがうつっていました。
先生は鼻に炎症があると思っているようでした。
その後、とくに処置をすることはなく、3ヶ月後に2時オペを行い、1月に最終のセラミックをかぶせました。
左下は問題なかったですが、左上6番になんともいえない違和感があり、かぶせのセラミックを作り直しましたが改善されず。
CTのレントゲンを再度撮りましたが、炎症がうつっていました。
先生は副鼻腔炎が起きてると言い、耳鼻科に行って下さいと言われたので、耳鼻科に行ったけど、副鼻腔炎ではなく、インプラント手術で骨造成をした部分が炎症していると言われ、歯科に帰されました。
歯科で抗生物質を飲んで、少しマシにはなったけど、完治せず、大学病院の耳鼻科を紹介されました。
その後、もう一度大学病院の耳鼻科にも行きましたが、結果は同じで、鼻に異常はなく、インプラントをした粘膜が炎症していると言われました。
耳鼻科で出来る治療はないと。
もうかなり長い間、粘膜が炎症していることになります。
歯科の先生いわく、インプラントは骨にしっかりと結合しているそうです。
抗生物質を飲んだら炎症は治るのでしょうか?
インプラントを抜いたら粘膜の炎症は治るのでしょうか?
骨造成した時に粘膜が傷ついたのか?
大学病院の耳鼻科の先生も、感染はしてなさそうと言っていました。
今もなんともいえない違和感は続いているし、どうすればいいか分かりません。
7月には主人の転勤もあり、とにかく早くこの粘膜の炎症を治したいです。

みゆきさん、はじめまして。
札幌歯科 院長の坂本渉と申します。
炎症と違和感が続いているのは心配ですね。
文章から推測するに、上顎洞まで炎症が波及する上顎洞炎(副鼻腔炎)ではなく、シュナイダー膜(上顎洞粘膜)に限局した炎症で粘膜が肥厚(厚くなっている)状態なのかと思います。
原因の1つに考えられるのが、みゆきさんの自然口(上顎洞の汚れなどを排泄する通路)が他の方に比べて狭いのかもしれないということです。
鼻がつまりやすい方などは、自然口が狭い場合があります。
自然口が狭いと、上顎洞や粘膜に付着した汚れがなかなか取れない為、炎症がなかなか治りません。
耳鼻科で自然口を開大する(拡げる)ことで症状が改善する場合が御座いますので、
一度、歯科と耳鼻科の先生に確認して頂くとよいかもしれません。
  • みゆき(33歳 女性 主婦 )
  • 2021年04月02日17時20分
お返事ありがとうございます。
シュナイダー膜の炎症ということで、分かりやすく教えていただき、ありがとうございます。
大学病院の耳鼻科にまで行ったのに、何もしてもらえなかったので、途方にくれております。
ついにインプラントを抜く抜かないという話になってしまっています。
耳鼻科で、自然口を広げる手術をしてももし炎症が改善されなかったら、インプラントを抜くしかなくなりますか?
また、インプラントを抜けば粘膜の炎症はおさまるのでしょうか?
耳鼻科で、自然口を広げる手術をしてももし炎症が改善されなかったら、インプラントを抜くしかなくなりますか?

シュナイダー膜の肥厚自体が何か大きな問題になるということは少ないです。肥厚していても症状がないので、気付いていない患者さんは多くいらっしゃいます。
みゆきさんの場合は違和感があるとのことなので、炎症よりもそちらが治まってくれるとインプラント自体は使用していけると考えられます。

インプラントを抜けば粘膜の炎症はおさまるのでしょうか?

炎症の原因がインプラントの場合はおさまりますが、骨造成もされたとのことなので、原因が骨造成の材料の場合は、その材料も取らないとおさまらないと思われます。



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