長谷川歯科医院医院HP

兵庫県西宮市甲風園1-3-3 須沢興産ビル2階

歯科予防

歯周ポケット洗浄器

当院では、オリジナルの歯周ポケット洗浄器を開発し、活用しています。
これは、薬液を霧状に噴射してスプレーすることで、歯周ポケットに停滞している歯垢(プラーク)を洗い流すものです。
ジェット水流ですので隅々まで痛みを抑えて薬液を浸透させていきます。
歯周ポケットの内側には空気が嫌う細菌が生存しているので、霧状にすることで空気を多く含んだ薬液を送り込んでいきます。
当院ではなくてはならないアイテムの一つで、患者様に与える痛みを抑えて、口腔内をすっきりと清潔にすることを目的としています。

歯周ポケット洗浄器の活用法

歯垢を除去する
歯肉の炎症を改善させることで、歯の動揺の減少させる
エナメル質の再石灰化に役立てる
口臭予防を治療する
歯科予防で活用することで、患者様の予防に対する意識の変化を促す

さあ、これからは歯が悪くなってから治療を受けるのではなく、歯が悪くならないようにケアをしていきましょう。
皆さんは美容院に定期的に行くはずです。見えるところのケアも大切です。でも見えないところのケアはそれ以上に大切にして欲しいと思っています。
当院では「全身の健康はお口の健康から」という考えのもと、いつまでも健康でいられるようにお手伝いしてまいります。

インプラントとは

入れ歯や差し歯にかわる治療法として誕生したのが、インプラントと呼ばれる方法です。
インプラント治療は抜けてしまった歯の根の変わりに顎の骨に人工の歯根を埋め込みます。そこに義歯を被せることで、咀嚼を安定させます。

インプラントの構造

インプラントの構造は下記のように、大きく分けて「上部構造」「アバットメント」「インプラント体(フィクスチャー)」の3つの部位があります。

上部構造
インプラント冠(クラウン)、インプラントブリッジなど、素材は様々なものがあります。
ポーセレンを使ったものが一般的ですが、特に噛み合わせの強い方、歯ぎしりのある方などでは咬む面を金などの金属で覆ったものを利用することもあります。

アバットメント
設計によって様々な種類があります。
上部構造をスクリューで固定する方法と、セメントで固定する方法によって利用するアバットメントは異なります。

インプラント体(フィクスチャー)
骨のサイズ、形態に合わせて様々な形のインプラント体が準備されています。

インプラント治療の流れ

ここではインプラント治療の基本的な流れを詳しくご紹介いたします。
インプラント治療は手術のみで終わるわけではなく、手術後の治癒期間、仮歯の作成など、いくつかのステップがあります。
しっかりとした手順を踏むことで安全性を高め、治療後も快適に日常生活を送っていただけるように努めています。

STEP1 診断・診察

インプラントを埋め込む顎の骨の量や質、形を診査するため、お口の中の型を取ります。
検査ではレントゲン撮影を行い、骨の状態によってはCT撮影を行います。

STEP2 一次手術

麻酔をしてから骨を削ってインプラントを埋め込み、蓋を取り付けて粘膜を閉じます。
1回法の手術の場合は大きめの蓋を取り付け、お口の中にその蓋が見えるようにした状態で手術を終了し、二次手術は行いません。

STEP3 二次手術

2回法を選択された場合には、2次手術を行います。この手術では、一次手術の治癒期間が終了した後に粘膜を開け、大きい蓋に取り替えます。
※1回法の場合は行いません。

STEP4 仮歯装着

二次手術の治癒期間が終了した段階で仮歯を作ります。実際に患者様のお口に装着させながら、仮歯形態や装着感などを確認していきます。
噛み合わせや仮歯の強度に違和感があれば主治医と相談し、本歯の作成に向けてデータを集めていきます。

STEP5 最終的な本歯の装着

仮歯の装着で得た情報を基に最終的な本歯用の型を採り、歯並びや色をチェックしながら作成していきます。
作成した本歯を患者様のお口装着したら、インプラント治療は完了です。

STEP6 メインテナンス

インプラントをより長持ちさせるためにはメインテナンスが大切です。
治療が終わった後も、定期検査をしながらきちんと管理していきましょう。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

骨量のない方の場合

患者様によっては顎の骨が少ない方もいらっしゃいます。
インプラント治療を行う際、骨の量が少ないままだとインプラントを埋め込むことのできないため、それを補うために骨の移植、再生術も研究されてきています。

骨の移植術と一口に言っても症状や足りない骨の量に応じて様々な種類があります。
当院では、移植する骨が軽度～中程度までであれば、お口の中の顎から採取することができます。
重度に骨が足りない場合には、腰の骨を採取しなければならないこともあります。
ただし、いずれにしてもレントゲン撮影またはCT撮影をしてきちんと診断しないと詳細な情報はわかりません。
また、人工骨(カルシウム系の素材)の利用も研究され効果を上げている症例がありますが、ご自分の骨を利用するのがより良い方法であるという報告も見られます。