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石川県金沢市東山3-5-10

診療案内

インプラントとは

インプラントとは

当院で行っているインプラント治療は、歯を失った部分にインプラント(人工歯根)を埋め込み、顎の骨との結合を待ち、その上に人工歯を装着する治療です。

入れ歯のように、時間が経って合わなくなりガタつくことや、思い切り噛めないなどの不快感が軽減され、患者様本来の天然歯と同じように治療後は過ごしていただけます。

インプラント以外の歯を失ったときの治療法

ブリッジ

ブリッジ

連なった人工歯を天然歯に被せて固定し、橋をかけるようにして歯が喪失した部分を補います。
治療期間が短いことや、公的医療保険の適用ができる治療法ではありますが、歯を失った部分の両サイドの歯を固定のために、健康な状態であっても削る必要があります。

入れ歯

入れ歯

部分的な欠損や、すべての歯を失ったときと様々なケースで対応できる治療法です。
しかし、見た目で入れ歯だと分かりやすいことや、取り外して定期的な手入れが必要だったりします。
また、総入れ歯の場合、熱の伝導性に劣るため、食事を楽しみにくいなどのデメリットもあります。

インプラント治療の特徴

インプラント治療での特徴はいくつかあるのですが、次のようなことが挙げられます。

  • 取り外し式の部分入れ歯や総入れ歯とは異なり、固定式の人工歯を装着できる
  • インプラントと顎の骨が結合するので、入れ歯のようなズレや食べ物が入り込んだときの痛みがない
  • 天然歯とほぼ同じ感覚で思いきり噛めるので、食べ物の制限がなくなり、食事を楽しめる
  • 天然歯とほぼ同じ自然な外見を再現できるので、人目を気にせずコミュニケーションできる

入れ歯やブリッジと異なる点では、健康な歯への負担が軽減されるので、患者様自身の健康な歯を守ることにも繋がります。
次のような方の場合、インプラントも治療の選択肢として考えてみてもいいのではないでしょうか。

  • 失った歯の両隣りの歯がまったく問題のない天然歯である場合
  • 外傷や事故で歯を失ったケース
  • 奥から順番に歯が抜けていくケース
  • 総入れ歯があわない、満足できないケース
  • 口腔清掃状態、メンテナンスケアが十分できているケース

よりよい治療をご提供するために

よりよい治療をご提供するために

当院では、インプラント治療に当たるすべての歯科医師、歯科衛生士が、インプラント治療に対して精通していることを大切にしています。
そのために、学会などの資格の認定を受けられるような知識、技術を磨くだけでなく、院内では定期的にインプラントをはじめとする歯科医療の勉強会を実施するなど、常に最良の治療を提供できるよう研鑽に励んでいます。
これらはすべて患者様に、より良い治療をご提供できるようにという取り組みになります。

インプラント術前検査

インプラント治療を行うためには、手術前の検査も大切になってきます。
当院では次のような検査を実施し、患者様に安心して、安全に配慮したインプラント手術を受けていただけるように努めています。
術前の検査としては次のような検査を行っています。検査内容についてなどは詳しくはカウンセリングなどでご確認ください。

レントゲン検査(X線検査)

口腔全体をパノラマで撮影し、虫歯や歯周病の有無、顎関節の状況、副鼻腔の炎症の有無、2次元的な顎の骨の状態などを把握します。
デジタルレントゲンでは、より精度の良い画像で、撮影後にモニタ画面で拡大して確認することも可能です。

モニタ検査

モニタ検査

生体モニタでは、血圧、脈拍、酸素飽和度などを調べます。
手術中に生体モニタをつけていただくことで、患者様の全身の状態を把握し、安全に処置を進められるよう万全の体制を整えています。
静脈鎮静麻酔などの麻酔中も、専任の麻酔医がモニタなどをチェックしながら、点滴の量をコントロールし、万一のリスクにもすぐに対応できるよう対応しています。

CT検査

CT検査

CTスキャンで骨の中まで立体的に撮影し、術前に骨量、骨密度、神経や血管の位置を確認します。3次元的な骨の状態を把握することで、術中のトラブル回避に努めています。
インプラント治療では、理想的な噛み合わせを考慮し、「その部分の骨は3次元的にどうなっているのか」「どの角度でインプラントを埋入するのがベストか」などを術前にしっかり把握しておくことが不可欠です。
骨が足りない場合は、骨造成治療で骨を形成してからインプラント治療を行います。

血液検査

インプラント治療を受ける前には、全身の健康状態を十分に確認するため、血液検査を実施しています。
糖尿病や高血圧症など全身の疾患がある場合はインプラント治療が受けられない場合があります。

咬合検査

噛み合わせが悪いままでインプラント治療を行っても失敗のリスクが高くなります。
それを防ぐために患者様の上下の歯列を型取りし、できあがった模型を咬合器(こうごうき)とよばれる器械に設置して、患者様の歯並びと噛み合わせを再現する模型を作ります。
そうして噛み合わせやインプラント埋入によい位置をチェックしていきます。
この診査は、顎の関節や現存する天然歯の将来性を診るうえでも有効です。

口腔内検査(マイクロスコープ)

口腔内検査(マイクロスコープ)

手術室と処置室にマイクロスコープ(医療用顕微鏡)を設置しています。
肉眼では見づらい、mm(ミリメートル)よりも小さなμm(マイクロメートル=0.001mm)単位の細かな部位も明るく拡大された視野の中で、はっきりと確認しながら治療を進めます。

マイクロスコープは、主に、歯肉形成、歯周組織再生療法、インプラント治療などのほか、見にくい部分の処置を行う際にも使います。
血管の縫合や、傷跡を残さないように極細の針と糸を使用して行う傷の縫合など、非常に繊細な外科手術において有効活用できます。

診断用ワックスアップ

咬合器に設置した患者様の歯の模型に、歯科技工師がワックスという粘土のようなロウを使って歯の形を作製します。 理想の噛み合わせに仕上げるためには、どのポジションにインプラントを埋入すれば良いのかを実際の手術をする前に丁寧にシミュレーションします。そして上部構造まで計算したうえで、埋入に必要な計画を立てます。 インプラント埋入のポジションが悪いと、噛み合わせが崩れて、口腔全体の健康が損なわれてしまうため、この診査によってそのリスクを回避するようにします。

口腔内診査(歯周ポケット測定)

歯周病の有無や重症度を検査します。
歯と歯茎の間には、正常な方でも1〜3mm程度の歯周ポケットとよばれる空隙が存在しますが、4mm以上あると歯周病のリスクがあると判断できます。
患者様によっては、「前歯の歯周は健康だけれど奥歯が歯周病になっている」といったケースや、「歯磨きが行き届かない部位が炎症を起こしている」などのケースもあります。
そのため、当院では1本の歯の周りをぐるりと数ヵ所ずつ調べ、すべての歯をチェックします。
歯周病リスクが高いことが判明した方は、インプラント治療前に、歯周病治療から始めていく必要があります。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

インプラント手術について

当院で使用するインプラントについて

インプラントは種類によって長さ、太さ、形体のバリエーションがあります。
そのため、患者様一人ひとり、埋入する部分の顎骨の形や骨の質、埋入する部位や歯として見える部分との兼ね合いを考慮して、それぞれのインプラントの特徴を生かした治療を行っています。

静脈内鎮静法

静脈内鎮静法

患者様の不安や恐怖心を和らげ、リラックスして治療を受けていただけるよう、点滴により麻酔薬を投与する方法です。
口を開けて診療している際に「嘔吐反射」が出やすい方にも有効です。

意識はありますが、ほとんど眠っているような状態になります。また、健忘効果によって処置時間が短く感じられるかと思います。
ただし、全身麻酔とは異なるので、注射による局所麻酔を併用します。
当日中に帰宅できますが、車の運転はできません。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ

インプラント治療と一つに言っても患者様の症状や、手術の術式などで治療に掛かる期間や、流れは異なってきます。
ただ、検査・診断後の大まかな流れとしては次のようになりますので、治療を検討されている場合は目安としてください。

患者様によってはすでに抜歯する歯を失っている場合や、抜歯と同時にインプラントを埋め込む場合もあります。
最終的な人工歯を入れて治療完了までは、短い場合で2ヵ月半程度、長い場合は6ヵ月以上かかる場合もあります。

治療期間については、治療法だけでなく、患者様それぞれで個人差がありますので、詳しくは実際に医院にて確認してみてください。

Type1:抜歯と同時にインプラントを埋め込む方法(抜歯即日埋入インプラント)

  • 抜歯と同時にインプラント埋入(3ヵ月またはそれ以上)
  • 仮歯の装着(1ヵ月またはそれ以上)
  • 治療完了

Type2:抜歯後、歯の生えていた穴が歯肉でふさがった後にインプラントを埋め込む方法

  • 抜歯(1〜2ヵ月)
  • インプラント埋入(1ヵ月またはそれ以上)
  • 仮歯の装着(1ヵ月またはそれ以上)
  • 治療完了

Type3:抜歯後、歯の生えていた穴が骨でふさがった後にインプラントを埋め込む方法

  • 抜歯(3〜4ヵ月)
  • インプラント埋入(1ヵ月半またはそれ以上)
  • 仮歯の装着(1ヵ月またはそれ以上)
  • 治療完了

Type4:抜歯して数年経過した後にインプラントを埋め込む方法

  • インプラント埋入(1ヵ月半またはそれ以上)
  • 仮歯の装着(1ヵ月またはそれ以上)
  • 治療完了

※治療結果は患者様によって個人差があります。

骨が少ない方へのインプラント治療

患者様によってはインプラント手術を行うために必要な顎の骨が、薄い・不足している場合があります。
その場合、骨造成治療を必要とする場合があります。

GBR

インプラントを埋め込む顎の骨の幅や高さが不足している場合、骨量を増やした後にインプラントを埋め込む方法です。骨移植ともよばれます。主に上顎の前歯、下顎に適応します。
通常、GBRは手術時または事前に行っておきます。
患者様の口腔内(下顎の親知らず付近・前歯の下)から補う骨を採集して、インプラント埋入予定の骨が不足している場所に設置します。
補う骨を口腔外から採集したり、骨補填材という人工骨を用いることもあります。

設置した骨はネジやピン、膜などで固定します。人工骨や膜を用いる場合は、動物由来のタンパク質製剤など様々な種類をご用意し、術前に十分に説明をした上で患者様に選択していただいています。
患者様の負担が大きくなるため、当院では専任の麻酔医による静脈内鎮静法を導入して手術を行います。治療後は患者様の日常のケアが不可欠となります。

サイナスフロアエレベーション

インプラントを埋める手術時または手術前に、上顎洞の底の部分を持ち上げる処置を行ない、骨を厚くして、インプラントがしっかり埋まるまで高さを増やします。
これをサイナスフロアエレベーションといい、術式には、オステオトームテクニックと、ラテラルウィンドウテクニックという2つの方法があります。
患者様一人ひとりの状態に合った治療法をご提示いたします。
いずれの方法も骨を増やすためにご自分の骨や、人工の骨を必要とし、適切な処置が行われた場合のインプラントの予知性は良好です。

オステオトームテクニック(ソケットリフト)

上記で説明したサイナスフロアエレベーション(上顎洞挙上術)には、ラテラルウィンドウテクニック(サイナスリフト)とオステオトームテクニック(ソケットリフト)という2つの方法があります。
ラテラルウィンドウテクニックは、インプラントを埋め込む位置と別の位置に穴を開けて処置を行います。
一方オステオトームテクニックは、インプラントを埋めるために開けた穴から上顎洞に骨を作っていくので、手術の範囲が小さく済みます。
当院ではこの患者様の負担が少ない方法オステオトームテクニックを行っています。ある程度の骨の高さ(6〜7mm以上)がある患者様にはこの方法が適応できます。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

中嶋歯科医院の治療サービス

手術の種類
骨造成治療 / フラップレス手術 / 即日インプラント / All-on-4 / 入れ歯を利用したインプラント
手術環境
笑気麻酔 / 3D CADCAMを利用した治療 / レーザー治療
使用インプラントメーカー
ノーベル・バイオケア / ストローマン / 京セラ / ジンヴィ・ジャパン / デンツプライシロナ
その他のサービス
インプラントの撤去 / インプラント再治療相談 / アフターケアが充実

中嶋歯科医院の基本情報

住所
920-0831
石川県金沢市東山3-5-10

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