医療法人社団博山会 博山歯科クリニック 医院HP

まず初めにカウンセリングにて患者様のお悩みとご要望をじっくりとお伺いします。そして、口腔内の診察と検査を行います。
さらに必要な方には初期治療を行います。初期治療では歯石を徹底的に除去し、インプラントの脱落の原因となる歯周病菌を口腔内から取り除きます。

歯科用CTやレントゲンの撮影による精密検査を行います。
レントゲンだけでなく歯科用CTの撮影を行うことで、顎骨のなかの神経管や血管の位置、骨幅、骨質などを精確に把握することができます。そして、その情報は手術中のリスク回避と、より良い治療計画の立案に役立ちます。

歯科用CTで撮影した画像データをもとに3Dシミュレーションシステムを使って口腔内の状態を3D画像で再現し、コンピュータ上で治療のシミュレーションを行います。術前に綿密にシミュレーションを行うことで、より安全で適切な治療を行うことができます。

インプラントを顎骨に埋め込む手術を行います。

【フラップ手術】
一般的なインプラント治療では、歯肉を切開するフラップ手術を行います。
1. インプラントを埋め込む部位の歯肉をメスで切開します。
2. 歯肉を剥離して顎骨を露出させてからドリルで穴をあけ、そこにインプラントを埋め込みます。そして、歯肉を縫合します。
3.　約3ヵ月後に再度歯肉を切開してインプラントに土台（アバットメント）を取り付け、人工の歯を装着します。

【フラップレス手術】
症例によっては歯肉を切開しないフラップレス手術も提案することができます。フラップレス手術では、手術前にCT撮影を行い、コンピュータ上で治療計画を立ててから、安全に手術を行うための手術用ガイドを作製します。
1. 手術用ガイドを装着して小さな穴を開け、骨を削ります。
2. その穴へインプラントを埋め込みます。
3. 骨の状態が良く、インプラントが十分に固定されている場合には、手術当日に仮歯を装着することも可能です。（イミディエイト術式）

また、インプラントを固定するための顎骨の骨量が足りない場合には、手術の前後に骨を増やすための「骨造成」という処置を行います。なお、身体への負担を抑えるために、骨が足りない場合でも骨造成を回避してインプラントを固定する「グラフトレス術式」が可能かどうかを検討し、適した症例に対して提供するようにしております。

インプラントを長く使い続けるためには、日々の丁寧な歯磨きに加えて定期的にメインテナンスを受けていただくことが大切です。 メインテナンスを受けることで、インプラントの周囲組織の感染によるインプラントの脱落や、噛み合わせの変化による人工の歯の破折などのトラブルを回避しやすくなります。