医療法人社団栄潤会晴海トリトン歯科クリニック医院HP

東京都中央区晴海1-8-16 晴海トリトン3階

当クリニックの治療方針について

晴海トリトン歯科クリニックでは、「自分が受けたい治療」を行うことを心掛けています。そのために必要なことは患者様に安心して治療を受けていただけるよう配慮することだと考え、治療を行う上での方針を「安心7ヵ条」として掲げています。

1. 臨床経験の重視

当クリニックでは、治療には知識だけなく経験も重要であると考え、臨床経験を重視しています。

日々の診療だけでなく、様々な症例に触れるために、厚生労働省歯科医師臨床研修指導医を務める理事長 : 高山剛栄をはじめとした、当クリニックのスタッフは、学会や研修に積極的に参加して技術の習得・向上に努めています。

2. より新しい技術の追求

歯科医療技術は絶えず進歩し、より高度な治療を行える機器が開発されています。その中から、安全性・効果ともに高いとと考えられるものを選び、導入しています。

しかし、どれほど高度な治療を行える機器であっても、正しい使い方ができなければ意味がありません。そのため、当法人内では定期的に勉強会を行い、機器を安全に扱って患者様に適切な治療をご提供できるよう努めています。

3. 痛みの少ない治療

「治療中の痛みが嫌だ」と、治療が必要なのに放置して重症になってから来院される方や、通院を途中でやめてしまうという方も見受けられます。するとそれが痛みの原因になるうえ、より治療時間や治療費がかかってご自分の負担が増え、さらに歯科医院が苦手になるという悪循環を招いてしまうことも考えられます。

そのような事態を避け、歯科医院が苦手な方にも快適に通院していただけるよう、治療法や使用する機器などさまざまな点を考慮し、『痛みの少ない治療』を行うよう心掛けています。

4. 滅菌・消毒の徹底

衛生管理の徹底と院内感染の予防を行うことは、医療施設では当然行われるべき対策だと考えています。

そのため、院内で使用するコップ、エプロン、手袋は使い捨てできる製品を使用しています。使い捨てできない器具は、使用後に高圧の蒸気で滅菌して滅菌パックに保存し、患者様に使用する直前に開封します。

滅菌していない器具を使い回すような行為は一切行っていません。衛生面に関しても安心してご通院ください。

5. 設備・施設の充実

患者様により適切な治療をご提供するために、歯科医療機器を充実させることを心掛けています。

たとえばCAD/CAMシステムは、治療当日に天然歯に近い見た目の被せ物を作製することができます。また、デジタルレントゲンは、従来のレントゲンよりもX線照射量が少ない仕様となっています。

こういった機器を使用することで、より早く適切な治療を行うことが可能になりました。

6. 説明と同意の重視

同じような症状でも、治療法や使用する材料は患者様によって異なります。患者様が本当に必要とする、その方に合った治療をご提供するため、ご要望をしっかりと伺い、可能な治療法をわかりやすくご説明するように心掛けています。

また、不安や疑問がありましたら、遠慮なくお尋ねください。納得いただいた上で治療を行い、「ここで治療を受けて良かった」と思っていただくことを目標にしています。

7. 自費診療保障制度

セラミックなど自費診療の被せ物などについて、一定の条件を満たしている場合に限り保証期間を設けています。

インプラント治療について

インプラント治療とは

『インプラント治療』は、歯周病の進行や事故で歯根が割れてしまった場合など、何らかの理由で歯を失ったときに行う治療法の一つです。
歯を失った部分の顎の骨にインプラント（人工歯根）を埋め込み、その上に人工歯を取りつけることで、天然歯に近いしっかりとした噛み心地や、見た目を再現できます。

歯を失ったときの治療法には、入れ歯やブリッジ（両隣の歯を土台として人工歯を支える治療法）もありますが、歯科用のインプラントはその中では最も天然歯に近い構造をもちます。

インプラント治療では、人体との馴染みが良い性質（生体親和性）を持つチタンという金属でできた人工の歯根を使用します。顎の骨に埋め込み、骨と結合すると一体化し、抜けたりグラついたりすることがありません。そのため、天然歯と同じように硬いものでも、力を入れてしっかりと噛むことができるのです。

また、人工歯はセラミックという白い焼き物の材料でできています。これは透明感があり、天然歯に近い色のため、違和感を感じにくい見た目に仕上がります。日常生活を送る上で、ほかの人から人工の歯であるとは気付かれにくいかと思います。

インプラント治療のメリットとデメリット

インプラント治療は機能的にも審美的にも優れた治療法としてお薦めしていますが、以下のようにメリットだけでなくデメリットもあります。治療後に後悔しないよう、デメリットもきちんと把握し、ご自分で納得したうえで治療を受けることが大切です。

メリット: しっかりとした噛み心地を再現できるため、入れ歯よりも様々な食事を楽しめる; 口元の美しさを取り戻したい場合も、天然歯に近い見た目を再現できるため、人工歯と気付かれにくい; インプラントと顎の骨が結合するため、咀嚼（噛むこと）の刺激が顎の骨に伝わり、骨量が減りにくい（※）

デメリット: 顎の骨にインプラントを埋め込むための穴をあける外科手術が必要になる; 顎の骨量が少ない方や全身疾患をお持ちの方などは、適応しないことがある; 治癒期間（インプラントと顎の骨の結合を待つ期間）があるため、治療期間が長くなる; 自費診療（健康保険適用外）になる

※人体には、刺激を受けていないと衰える性質があるため、顎の骨に刺激が伝わらないと少しずつ骨が痩せてしまいます。

なお、インプラント治療を希望されても、症状や生活習慣などによっては入れ歯やブリッジの方が適していることがあるため、インプラント治療が適応しない場合があります。また当クリニックでは、インプラント治療を希望されない方に、むやみにインプラント治療をお勧めすることもありません。

当クリニックでは、治療法を決める前に患者様のご要望をしっかりとお聞きしています。そして症状や生活習慣などを踏まえてその方に適した治療法を検討し、ご提案しています。

インプラント治療をご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

インプラント治療の方法

インプラント手術について

インプラント治療では、歯肉を切開して顎の骨にインプラントを埋め込む必要があり、切開を伴う手術を行う回数によって『1回法』と『2回法』に分けられます。患者様の症状や使用するインプラントなどによって、どちらかを選択します。

1回法

歯肉の切開を1回行う方法です。歯肉を切開してインプラントを顎の骨に埋め込み、インプラントの頭部を歯肉から露出させたまま、治癒期間を設けます。

切開する手術が1回だけなので、患者様の身体の負担は小さくすみ、治療期間が短く治療費も抑えられますが、感染の可能性があります。

2回法

歯肉の切開を2回行なう方法です。歯肉を切開してインプラントを顎の骨に埋め込みます。そのときインプラントを歯肉で覆ってから縫合し、治癒期間を設けます。
インプラントが定着したら、その後再び歯肉を切開しインプラントの頭部を露出させます。

切開する手術が2回なので患者さまの身体の負担が大きく、治療期間や治療費がかかりますが、治癒期間中の感染の心配がありません。

インプラント補助手術について

インプラント治療は顎の骨にインプラントを埋め込むため、骨の高さや幅が足りないなど骨量が少ない方は、従来、安全にインプラントを埋め込むことが難しく、基本的に治療を受けられませんでした。しかし現在では、骨量を増やすための『骨造成手術』を行うことで、骨量の少ない方でも治療を受けられる場合があります。

上顎洞底挙上術

上顎洞底挙上術は、上顎洞という部分のの底部に骨を移植して骨量を増やし、インプラントをきちんと埋め込めるようにするための手術で、上顎洞の横から移植する『サイナスリフト』と歯の抜けた部分から移植する『ソケットリフト』の2種類があります。

上顎洞は上顎の奥歯の上に広がる空洞で、上顎洞底粘膜という粘膜で覆われており、サイナスともいいます。
上顎の骨は下顎の骨より軟らかいため、上顎の奥歯を失うとすぐに骨が痩せて骨量が減ってしまいます。そのような状態でインプラントを埋め込むと、インプラントの一部が上顎洞底粘膜を破って上顎洞に突き出てしまう可能性があり、安全なインプラント治療が行えません。

▼ サイナスリフト

サイナスリフト