堀歯科医院 医院HP
宮城県仙台市若林区若林3-4-59
インプラント治療について
虫歯や歯周病で歯を失ってしまった所に人工の歯根を埋め入れ、そこに人工の歯を被せることで、天然歯とほとんど同じ状態まで、噛む力を回復させる治療法です。
インプラントは、硬いものを食べたときの違和感や痛み、入れ歯を装着しているときの異物感や話しにくさに悩まされることはありません。硬いものがしっかりと噛め、話すときも発音しやすく、見た目も天然の歯とほとんど変わりません。
インプラント治療のメリットとデメリット
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特別なインプラント治療
即時インプラントとは?
歯の抜歯とインプラント埋め入れを同時に行うことを即時インプラントといいます。メリットは麻酔が一度で済むことと、トータルの治療期間を短くすることができるため、患者様の肉体的・精神的な負担が少なくできることが挙げられます。
一方、デメリットはすべての症例で行えるわけではないという点です。患者様の口腔内の条件がより整った状態に選んで行っているのが現状です。
All-on-4[オール・オン・フォー]とは?
総入れ歯の方や多くの歯を失った方に、4本のインプラント体をバランスよく骨に埋め入れる手術のことです。その日に固定式の仮の歯を入れますので、すぐに噛むことができますし、機能面だけではなく審美的にも自然です。また、入院の必要はございません。
当院では安全なインプラントシステムと歯科用CT解析により、上顎に対してもご納得いただけるAll-on-4[オール・オン・フォー]治療を実施しています。
ドリルなしで行うことができるインプラント治療(OAMインプラント)
当院では、ドリルなしで行うことができるインプラント治療(OAMインプラント)を行えるようになりました。
このOAMインプラントは、名古屋市立大学医学部講師の大口弘医学博士が考案されたもので、ドリルの代わりに、径の異なる千枚通し状の治療器具を順に使用することで、少しずつ穴の径を広げていくという治療方法です。
これまで骨質の悪い部位へのインプラント治療は骨移植法やGBR法との併用が必要となるケースも少なくありませんでしたが、このOAMインプラントは、あなたの骨をほとんど削ることなく、むしろ骨質を改善することが可能となります。
従って、骨粗しょう症などで骨密度に不安のある方もインプラント治療を受けることができます。
インプラントと歯列矯正
インプラント埋め入れ部位に十分な骨があっても、両隣の歯や、噛み合う反対の歯の位置がよくないため、きちんとした位置にインプラントを入れられなかったり、被せ物がきれいな形に入らない場合があります。
対策として、まず部分矯正で倒れた歯を起こしたりしてインプラントのための十分なスペースをつくり、それからインプラントを行うという方法もあります。治療費は矯正治療分追加となりますが、インプラントがより長持ちする方法ですので、治療計画を立てる際に、こちらから提案させていただくこともあります。ご興味のある方はご相談ください。
インプラントとEライン
Eラインというと一般的には良い横顔の一つの目安としての名称ですが、当院では前歯のインプラント治療の際にも、このEラインが実現できるかどうかの治療計画を立てます。
矯正歯科を訪れる患者様が抱えている悩みに、『上顎前突を改善したい!』というものが多いのですが、この上顎前突症を抱えたまま歯周病に罹患し、インプラント治療希望で来院される患者様が少なくありません。
このような患者様にインプラント治療を行う場合、まずは保存が不可能な歯牙を抜歯します。
次に当院では抜歯した部位よりも若干内側に、そして垂直にインプラントを埋め入れします。(これを抜歯即時埋め入れといいます。)
下顎前歯のポジションにもよりますが、元々の上下顎前歯の位置に大きく隔たりがあれば、上顎前突だった状態をバランスの良い上下顎前歯に仕上げることが可能となります。この抜歯即時埋め入れインプラントであれば、一日で上顎前突を改善することも可能です。スピード重視の患者様には、ご納得いただける治療方針となることでしょう。ソケットリフトとサイナスリフト
インプラントを埋め入れする際、骨が不足していて、すぐにインプラントを埋め入れできないケースが少なくありません。
特に上顎臼歯部は上顎洞 (上顎の奥歯の上に存在する骨の空洞)までの距離が不足しており、垂直的な骨量をいかに克服するかがインプラント治療への鍵となります。このような場合には、オステオトームという器具を使用し、骨の高さが不足している部分の骨を上顎洞直下から内側に押し上げ、骨補填剤を介して上顎洞の内側に存在するシュナイダー膜を挙上します。
シュナイダー膜と上顎洞底を挙上させることで、インプラントを埋め入れするスペースを獲得することが可能となります。一方、サイナスリフトは上顎洞の横からアプローチする方法で、ソケットリフトと比較し、どうしても外科的な負担が大きいのが欠点ですが、骨量が特に少ない場合には、サイナスリフトが採用されます。
サイナスリフト
ソケットリフト
インプラント埋め入れガイドを使用した切らないインプラント治療
インプラントでは、通常歯肉を剥離し、インプラント埋め入れを行うことになるのですが、歯肉剥離をせずに、歯肉の上からドリリングを行い、そのままインプラントを埋め入れするという手法もございます。
歯肉を剥離しないために、術後の経過も安定し、出血も少なく腫れも少ないというメリットがあります。
そしてインプラント埋め入れガイドを使用した切らないインプラント治療では、CT撮影したシミュレーションデータをもとに、三次元的にどの方向に具体的に何ミリの長さのインプラントを埋め入れするのが適切なのかを具現化したプラスティック製の装置を併用したインプラント埋め入れをすることで、適切な位置にインプラントを埋め入れすることができるテクニックです。
通常のインプラント治療よりも患者様のストレスは少ないですが、費用面では通常のインプラント治療よりもいくらか余分に必要となります。
インプラント治療の流れ
STEP1 インプラント相談・基本検査
インプラントドクターによる口腔内診査、歯周病検査、虫歯検査、顎関節部の診査、パノラマレントゲンによる診査を行います。
STEP2 精密検査
CTによる歯槽骨レベル、下歯槽神経や上顎洞の位置の把握、インプラントを埋め入れする場所の骨密度の把握を行います。
STEP3 インプラント埋め入れ手術
歯の根の代わりとなる人工の歯根(「フィクスチャー」ともいいます)を顎の骨に埋め入れる手術を行います。本数にもよりますが、1時間〜1時間半くらい必要となることが多いです。埋め入れるのに必要な骨の厚みが足りない場合は、骨の厚みを増やす補助手術も行います。
STEP4 消毒・抜糸
インプラント埋め入れ後は、傷口が化膿しないように周囲の消毒を繰り返すとともに、周囲組織の治癒促進のために、炭酸ガスレーザーを繰り返し照射していきます。来院日は、インプラント埋め入れ翌日、3日後、1週間後と徐々に期間を長めにして、経過を診ていきます。
その後は2週間後、3週間後…と経過を診ていきます。抜糸は1週間から2週間後に行います。3週間から4週間経過したら、軟毛の歯ブラシからはじめ、徐々に歯磨きを元に戻していきます。歯磨きが十分に行えるようになる前には、グルコンサン・クロルヘキシジン溶液による定期的な洗口をお勧めしています。
STEP5 歯の装着
インプラントが歯肉・骨に十分なじんだら(3ヶ月から半年)、インプラントに歯を被せる治療を進めていきます。
【保証】
当院では、インプラント及びその被せ物について、5年間の無料保証を行っています。
※当院推奨の間隔で定期的にメインテナンスに来院されている方に限ります。
STEP6 メインテナンス
インプラントは仮に問題が生じても、痛みが出にくい構造をしています。そのため、痛みがなくても、特に不自由を感じていなくても、定期的に当院に来院していただく必要があります。インプラントを長持ちさせるために、定期健診と歯科医院でのケアを受けられることを強くお勧めしています。
堀歯科医院の治療サービス
- 手術の種類
- 骨造成治療 / フラップレス手術 / 即日インプラント / All-on-4
- 手術環境
- 3D CADCAMを利用した治療