河上歯科医院 医院HP
広島県尾道市西則末町8-20
インプラントとは？
インプラントとは、歯を失った場合に、主に金属・チタンでできている顎の骨の中に歯の根に代わる人工歯根を埋め込み、その人工歯根を土台として、天然の歯と同じような被せ物を取り付ける治療方法です。1本だけ失った歯を機能的にも審美的にも改善できるなど、利点は様々です。
インプラントの仕組み
インプラントは右図にも記載されている3つの部品「インプラント義歯（上部構造）＋連結部分（アバットメント）＋人工歯根（フィクスチャー）」で構成されています。
インプラント治療の流れ
Step 1.
人工歯根を顎の骨に埋め込むための外科手術を行います。
Step 2.
顎の骨に埋め込んだ後、インプラントが顎の骨に結合するまで3〜6ヵ月ほど待ちます。
Step 3.
人工歯根と骨の結合が確認できたら、その上にアバットメントと被せ物を取り付けて完了します。
このインプラント治療によって、今まではほかの歯を削って欠損した歯の機能を改善する治療が、歯を削らずに行えるようになりました。人工歯根が顎の骨にきちんと結合するのを待ってから型を取るので、ほかの歯に掛かる噛む力の負担を軽減することができます。そして、違和感のない自然な噛み心地を改善ことができます。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
より安心、安全なインプラント治療を目指して
当院ではできるだけ新しい医療機器の充実を心掛け、CTやレントゲン、マイクロスコープなどを使用することで、より安全な治療に努めています。
さらに患者様には安心して治療を受けていただけるよう、インプラント埋め入れガイドを利用した治療も行っています。
インプラント埋め入れガイドとは
▲ インプラント埋め入れガイド
インプラント埋め入れガイドとは、インプラント手術時に使用するガイドテンプレート*のことです。CTで撮影した口腔内の画像からコンピュータの画面上で手術のシミュレーションを行い、ガイドテンプレートを製作します。インプラントを埋め入れる角度や深さを精密にコントロールできるため、より安全に手術を行うことができます。
*ガイドテンプレート・・・インプラントを埋め入れる位置を知ることができるもの。手術をナビゲートしてくれるもの。
チタンエイジング現象を防ぐ紫外線照射法を採用
インプラントの素材として使用されているチタンは、時間の経過とともに劣化していくもので、この現象をチタンエイジング現象といいます。この現象を改善する方法として、ある特定領域の波長を含む紫外線照射法（光機能化技術）が発見されました。この方法を活用することで、チタン製インプラントがもともと持っている性能を引き出すことに繋がります。
紫外線照射法による照射は、およそ15分くらいで完了します。
※効果はそのときの状況によって異なります。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
歯槽骨再生医療について
患者様ご自身の細胞を用いて骨を再生する歯槽骨再生治療
インプラント治療は歯が欠損している部分の骨（歯槽骨）が痩せていますと治療が困難になってしまいます。従来、このような患者様に対してご自身の骨を取ってきて歯槽骨の痩せた部分に移植し、再生する方法が行われてきましたが、この方法は健康な骨を傷つける必要があり、患者様の身体的、時間的な負担の大きさが問題でした。
歯槽骨再生治療技術は、ご自身の骨の移植に代わり得る治療法として東京大学医科学研究所で開発されました。患者様ご自身の細胞を用いて骨を再生するこの治療法により、入院することなくインプラント治療を受けることが可能となりました。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
技工室を完備
当院とは別の建物に歯科技工室を設けております。この技工室にて専属の歯科技工士が、患者様に合わせた入れ歯や差し歯、被せ物などの補綴 [ほてつ] 物を作製しております。院内に技工室がありますと、診断結果をすぐに伝えて作製に入れますので、より効率化を図りながら精巧な被せ物を作製することができます。
※治療結果は患者様によって個人差があります。
