デンタルクリニック アレーズ銀座 医院HP
東京都中央区銀座5-5-16 銀座テーラービルディング7階
インプラント治療前診査・診断について
デンタルクリニック アレーズ銀座では、インプラント治療における治療前診査を大切にしております。というのも、インプラント治療は、手術自体は難しいものではなく、多少経験のある歯科医師であれば行うことができますので、『治療前にどれだけ綿密な治療計画を立てられるか』がより良い治療の大きなポイントとなるからです。
インプラントは天然の歯と同じく、細菌と咬み合わせの力によって、保存不可能となる場合があります。そのため、虫歯や歯周病の細菌がどれだけ口腔内に繁殖しているか、咬み合わせがどうなっているのかをしっかりと診査し、お一人おひとりの患者様へ対応しております。適切な咬み合わせを目指してインプラントの埋め入れ位置を考えた際に、その部分の骨や神経が3次元的にどういう状態なのかも治療前に把握しておく必要があります。当クリニックでは、以下のような治療前診査を行っております。
X線診査
レントゲン画像からは、全体の虫歯や歯周病の有無、顎の関節の状況、副鼻腔(鼻の周囲の骨にある空洞)の炎症の有無、2次元的な顎の骨の厚みなどが分かります。
当クリニックでは照射されるX線量が少なく、現像の必要もないデジタル式のX線装置を導入しております。より安全にX線診査を受けていただけるように努めております。
歯周病診査(歯周ポケット測定)
歯と歯茎の間には、正常な方でも1mm〜3mm程度の歯周ポケットと呼ばれる隙間が存在しますが、4mm以上あると歯周病のリスクがあると判断できます。
歯周ポケットは細菌の住居となっているので、この診査はインプラント治療前には欠かせません。リスクの高い方は歯周病治療から始めていきます。
サリバテスト(唾液検査)
口腔内にもともと存在している細菌の数や種類を把握できます。歯ブラシ指導や歯石取りなどの処置で、歯科衛生士によってコントロールします。
咬合診査(噛み合わせの診査)
患者様の上下の歯列を型取りし、出来上がった模型を咬合器と呼ばれる器械に付着し、咬み合わせをチェックします。咬み合わせが悪いままでインプラント治療を行っても失敗に終わります。また、この診査は顎の関節や天然の歯の将来性を診る上でも非常に重要といえます。
CTスキャン
先程のX線診査に加えて、CTスキャンによる診査を行います。3次元的な骨の状態を把握できます。断層撮影ですので治療前に立体的な骨量、骨密度、神経や血管の位置が分かり、術中のトラブルを回避できます。また、適切なインプラントの埋め入れポジションに十分な骨がない場合は、骨を造ってから行います。
診断用wax up
咬合器という器械に付着した模型に、歯科技工師がワックスを使って歯の形を作成し、ゴールで理想の咬み合わせにもっていくためには、どのポジションにインプラントを埋め入れれば良いのかをシミュレーションします。インプラントのポジションが悪いと、とんでもない形の歯が出来上がってしまうのですが、この診査を行うことで、それを回避できます。
インプラント手術について
骨造成を伴うインプラント手術
顎の骨がやせてしまっていたり、薄い場合そのままではインプラントがしっかりと固定されないため、手術が受けられない場合があります。
当クリニックではそういった患者様には骨造成という方法を併用した手術を行っています。
上顎の骨がやせている場合
上顎の骨がやせてしまっている場合、奥歯の骨の上にある骨の空洞(上顎洞)との距離が近くなってしまい、インプラントを手術が難しい場合があります。
そういったケースでは、サイナスリフトやソケットリフトという、骨と空洞部分の粘膜の間に患者様自身の骨や人工骨を流し込む方法で、インプラントを埋め込むのに十分な骨の厚さを確保します。
上顎の骨が薄い場合
当医院では、患者負担の少ない最小限の切開で行うサイナスフロアエレベーションにてすべての症例を対応しております。
上顎洞の内側に存在するシュナイダー膜という粘膜を、骨補填材(骨の再生を誘導する薬)を介してゆっくりと膨らませていきます。
長期経過症例では、3mm強しかなかった既存骨の上に12mm程度の骨が再生され、12年後の状態でも安定しインプラントはしっかりと機能している症例もあります。
ただし、上顎洞炎や鼻炎などの持病がある患者様には、適応できない場合があります。
顎の骨の幅がやせている場合
インプラントを埋め込むためには、骨の幅も必要になります。こういった場合はスプリットクレストという、顎の骨の先端に切り込みを入れて、器具でその切れ込みを拡げてインプラントを埋め込む方法を行う場合があります。
その他の骨造成方法
上記の方法以外では、骨を作りたい部分に患者様自身の骨や人工骨を入れてから特殊な膜で覆い、骨の厚さを出すGBRという方法や、ブロック状の骨を別の部分から削り出したものを骨の薄い部分に移植する方法などがあります。
患者様の骨の状態によって骨造成の方法は異なりますので、気になる場合などはお気軽にお尋ねください。
GBRの治療
歯を失うと骨は痩せてしまいます。
1度失ってしまった骨を回復させることは、治療の難易度が高くなり、当症例ではGBRにて全顎的にインプラントにて咬み合わせを再構築した症例です。
インプラント埋入からは4年が経過しておりますが、問題は生じておりません。
安定した顎位(顎の位置で)適正な咬み合わせと清掃しやすい環境を与えることでインプラントも長持ちします。
ゴールを事前に把握して、そこからどのくらい骨が足りないのかを診査し適正な術式を選択することが最も大事であると考えております。
抜歯を伴う場合
歯を抜歯すると、その周りの骨は吸収され痩せてしまいます。
奥歯であれば、大きな問題にならない場合もありますが、前歯部では長い歯になってしまい審美的な問題が生じてしまいます。
そのため、抜歯と同時にインプラントを埋入後に、リッジプリザベーションという処置を行い骨の吸収を抑えます。
歯の形態を考えた適正な位置にインプラントを埋入し、リッジプリザベーションを行うことで、清掃性、快適性、審美性を兼ね備えたインプラント治療が行えます。
静脈内鎮静法で痛みの少ないインプラント手術
インプラント埋め入れ手術は局所麻酔を施して行っていますので、ほとんど痛みを感じることはありません。また、手術自体もほかの手術に比べ、30分〜1時間程度で終わることがほとんどで、非常に簡単な手術といえるかと思います。しかしながら、意識のある中で手術を受けることに抵抗のある方もいらっしゃいます。そういった方のために、静脈内鎮静法という麻酔法をご用意しています。
静脈内鎮静法とは?
静脈内鎮静法とは、局所麻酔と全身麻酔の中間に当たる処置です。全身麻酔は麻酔医によって眠った状態で手術を行います。静脈内鎮静法では、静脈内点滴に催眠鎮静導入剤を少量投与することにより、意識はあるのですが苦痛や不安は軽減され、ストレスを感じにくい半分眠ったような状態で手術を行います。鎮静薬剤には健忘効果もあるので、手術中の記憶などはほとんど残りません。当クリニックでは、麻酔医によって心電図、血圧、心拍数、血中飽和濃度などをモニタリングしながら安全に行います。
手術中の滅菌システムについて
インプラント治療は感染をしないための徹底的な配慮が必要です。
当クリニックでは当然のことながら、インプラント体が埋め入れ時に少しでも滅菌していない部位に触れた場合は、そのインプラント体は捨てます。もちろん再利用もしません。
そのため、手術は医科で行われる手順にそって手指の消毒を行い、滅菌服、滅菌手袋を装着して施術します。器具については、すべてオートクレーブ(高圧滅菌器)という機械で滅菌された物を使用します。
※治療結果にはそれぞれ個人差がございます。
インプラントネット治療説明
デンタルクリニック アレーズ銀座は、インプラントネットの治療説明コンテンツに協力しています。
デンタルクリニック アレーズ銀座の治療サービス
- 手術の種類
- 骨造成治療 / フラップレス手術 / 即日インプラント / All-on-4 / 入れ歯を併用したインプラント / 審美的なインプラント
- 手術環境
- 笑気麻酔 / 3D CADCAMを利用した治療 / レーザー治療
- 使用インプラントメーカー
- ノーベル・バイオケア
- その他のサービス
- 歯周病対応
- 備考
- ※静脈内鎮静法はご希望の方のみに提携の麻酔医が行います。
デンタルクリニック アレーズ銀座の基本情報
- 住所
-
〒104-0061
東京都中央区銀座5-5-16 銀座テーラービルディング7階
- ホームページ
-
デンタルクリニック アレーズ銀座
ホームページを見て、医院や治療についてもっと詳しく知りましょう! - 診療時間
- 月曜 〜 土曜 9:00 〜 17:30
- 休診日
- 日・祝