歯科ながしまクリニック 医院HP

なるべく無理のない治療計画

インプラントはすべての患者様に適用できる治療法ではありません。インプラント治療が難しいと判断された患者様には正直にお話させていただきます。少しでも多くの患者様に、より良く長持ちするインプラント治療を提供できるように、セミナーや学会に参加して技術を磨くよう励んでいます。

CTを使ったプランニング

インプラント治療はお口のお悩みの改善を見込んだ治療法です。しかし、外科的な手術を伴うためリスクがゼロとはいいきれません。より良いインプラント治療のため、実際の手術の前にプランニングを行います。CTスキャンにより骨の形を三次元で把握し、コンピュータ上でインプラントを埋め入れる位置を決めることで、より適切な手術を行うことに繋がります。

選定したメーカーのインプラントを使用

歯科ながしまクリニックでは、歴史や国際的なシェア・応用の広さ・オペのシンプルさなどを考え、こだわって選定したメーカーのインプラントを使用して治療を行っています。
安さを重視した治療ではありませんが、価値に見合っていると判断したインプラントを使うことで、長持ちするインプラント治療の提供を目指しています。

可能な限り徹底した滅菌対策

インプラント治療の際に注意しなければならないのは、院内感染の問題だと考えています。
当クリニックでは、院内感染に対し厳密な姿勢で取り組んでいます。使用器具の消毒・滅菌は十分に行い、可能な限り使い捨ての器具を使うよう努めています。

インプラント保証制度の採用

当クリニックでは、インプラント治療10年保証の保険に加入することが可能です。転勤などにより通院できなくなった場合も、ネットワークを利用して保証内での再治療を可能にしています。詳しくはクリニックまでご相談ください。

インプラントを埋め入れる際、十分な顎の骨の厚みがないとインプラントをしっかり固定することができません。顎の骨が薄くてインプラントを埋め入れることができない場合には、GBR（骨再生誘導法）やサイナスリフトなどの顎の骨を増やす処置（骨造成治療）が必要になります。

▲インプラントを埋め入れる土台の顎の骨には、ある程度の厚みが必要です。

GBR（骨再生誘導法）

GBR（骨再生誘導法）とは、骨が足りない部分に骨補填材（患者様自身の骨や人工骨）を置いて、その上にメンブレンと呼ばれる骨造成用の人工の皮膜を貼ることにより、骨の再生を誘導する治療法です。

インプラントを埋め入れるためには、顎骨の幅が、7〜8ミリ程度あることが望まれており、最低でも6ミリ以上の骨幅が必要になります。患者様の顎骨がその条件を満たしていない場合、GBRを行うことでインプラントの埋め入れができる場合もあります。

サイナスリフト

サイナスリフトとは上顎の骨の厚みが足りない場合に行う治療法です。上顎洞（左右の鼻の奥に広がる大きな穴）の底を押し上げ、そこに骨の代わりとなる材料（骨補填材）を流し込み、インプラントを埋め入れるためのスペースを作ります。

歯を失ってしまうと、それを支えていた周りの骨が痩せ細ってしまい、上顎の骨の厚みが薄くなってしまいます。上顎の骨があまりに薄くなると、インプラントを埋め入れた際にインプラントが骨を突き破ってしまい、しっかりと固定することができなくなります。
このような場合はサイナスリフトにより上顎の骨の厚みを増やす必要があります。

ソケットリフト

サイナスリフト同様、上顎の骨の厚みが足りない場合に行う治療法です。サイナスリフトは歯が生えていた部分の側面の歯茎を切開し、骨補填材や移植骨を充填しますが、ソケットリフトでは歯の生えていた部分（これからインプラントを埋め入れる穴）から少しづつ充填していきます。サイナスリフトと比較すると傷口が小さいため、処置時間が短く、痛みや腫れもより少ない治療法とされています。